Macを購入して開封していく時間って何事にも代えがたい満たされた時間ですよね。
新しいMacを購入した時のワクワク感は思い出すだけでもワクワク感が蘇ってきます。
でも最初のMac。電源を入れてからすぐに使えるようになるけど、初期設定画面が終わった後に何を設定する必要があるか考えたことってありますか?
僕も最初にMacを使い始めたころ、画面ミラーリング中にメールの通知が見えてしまったり、AirDropで別の人にファイルを送りそうになったりしてヒヤッとしたことがあります。
この記事では「まずはこれをやっておけば安心」というセキュリティ設定を手順付きでわかりやすくまとめてみました。
Macを安心して使えるパートナーとなるよう、準備していきましょう。
自動ログイン設定の確認
Macの電源を入れた時に自分のアカウントで自動的にログインされてしまうと、データを盗み取られるリスクになります。
自動ログイン項目の設定を確認してパスワードを求める設定に変更しましょう。もしFileVaultを有効化していれば、自動ログインは不可になっています。
- 画面左上のAppleロゴをクリックし、「システム設定」を開く
- サイドバーで「ユーザとグループ」を選択
- 「自動ログインのアカウント」や「ログインオプション」内の「自動ログイン」項目を「オフ」または「使用不可」に設定する
FileVaultの有効化
FileVaultはMacに保存されているデータを暗号化してくれます。もしMacから他人がデータを盗み出そうとしても暗号化されているため、盗み出しても内容を確認することが出来なくなります。
- 画面左上のAppleロゴをクリックし、「システム設定」を開きます。
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
- ページ下部までスクロールし、「FileVault」の「オンにする…」をクリックします。
- 「iCloudアカウントによるディスクのロック解除を許可」または「復旧キーを作成して、iCloudアカウントは使用しない」のいずれかを選択します。
- 「続ける」をクリックすると、暗号化が開始されます。暗号化が完了するまでしばらく待ちます(容量やMacの性能によって時間がかかります)。
- FileVaultの項目が「オフにする…」と表示されていれば、有効化は完了です。
注意点
- 有効化中はMacの電源を切らず、できれば電源ケーブルを接続したままにしてください。
- FileVaultを有効にすると、Mac起動時に必ずパスワード入力が必要となり、自動ログインは無効化されます。
- パスワードや復旧キーを忘れるとデータ復旧ができなくなるため、必ず安全な場所に保管してください
AppleAccountで復旧用連絡先を設定する
Appleアカウントのパスワードや2ファクタ認証で再認証できなくなった場合は、「アカウントの復旧」プロセスを利用して、本人確認ができれば再びアカウントへアクセスできる可能性があります。
復旧用連絡先を設定していれば、その人に協力してもらってパスワードリセットを手伝ってもらうこともできます。
しかし、どうしてもアカウントの再認証やパスワードリセットができない場合、Macのログインパスワードも分からず、Appleアカウントでの解除もできない状態になると、Macの内容(データ)にアクセスできなくなります。その場合の最終手段として、Macを消去(初期化)して工場出荷時の状態に戻すことが案内されています。この操作を実行すると、Mac内の全データは完全に消去されます。
そのようなことにならないためにも、復旧用連絡先は設定しておきましょう。Appleアカウントは頻繁に認証する必要がないので、いざ認証が必要となった時に、パスワードを失念してしまうことがあります。
- 画面左上のAppleロゴをクリックし、「システム設定」を開きます。
- 自分の名前が表示されているApple accountを選択します。
- 「サインインとセキュリティ」を開きます。
- 「復旧用連絡先」から追加できます。
- 復旧用連絡先には、家族や信頼できる友人など、連絡先に登録している人を最大5人まで指定できます。
- 復旧用連絡先は、あなたのアカウントやデータにアクセスできるわけではなく、万一の際に復旧コードを発行してもらう役割です。
- 連絡先に指定された人がリクエストを承認する必要があります。
通知内容の設定
仕事でMacを使っている時に、思いがけない通知が表示されるのは気になりますよね。僕も画面ミラーリング中に仕事相手の方からのメール通知が表示されてしまって焦った経験があります。
何を通知するのかを意図して設定しておけば安心です。
- 画面左上のAppleロゴをクリックし、「システム設定」を開きます。
- 通知を選択します
- 「ディスプレイのミラーリング中または共有中に通知を許可」をオフにします。
- 「iPhoneからの通知を許可」の設定を変更する
- この設定をONにすると同じAppleaccountでログインしているiPhoneの通知がMacでも表示されるようになります。
- 僕は子どもの連絡関係は仕事中でも把握しておきたいのでこの設定をONにしています。お好みに応じてオフにしておいても良いと思います。
- 「iPhoneからの通知を許可」をONにする
- 「次のiPhoneからの通知をミラーリング」に表示されているアプリで必要なものだけをONに出来ます
集中モードの設定
通知の設定をしておいても予期しない通知も含めて、余計なものは出したくない時ってあると思います。そんな時に役に立つのが集中モードの設定です。
とにかく誰にも邪魔されたくない設定をする場合
- 画面左上のAppleメニューから「システム設定」を選択します。
- 「集中モード」を選択
サイドバーの下の方にある「集中モード」をクリックします。 - 集中モードの追加・選択
- 「インテリジェントブレークスルーと非通知」はOFFにする。
- 通知の設定
「通知」の欄で、「通知されない連絡先」を選択します。 - 「一部の連絡先から通知しない」を選択します。
- 「通知されない連絡先からの通話を許可」をオフにします。
- 一つ戻り「通知されるアプリ」を選択します。
- 「一部のアプリから通知しない」を選択します。
- 「即時通知」をオフにします。
- スケジュールを設定し自動的に集中モードにする条件の設定
「スケジュールを追加…」欄で、時間・場所・アプリの利用などをトリガーにして自動で集中モードを有効化する条件を設定できます。
手動でモードを切り替える場合は設定しなくてもOK。
設定した集中モードに切り替える
これで余分な通知がされなくなる集中モードが設定しました。作業が終わった後には集中モードの解除を忘れないようにしてください。通知がなにもされないので。
まとめ:仕事で使う場合は早めの設定確認を

最初の初期設定ってMacを使い始める基本の設定なんだね。設定画面はあまり見たことがなかったけど。色々と便利そうな設定がありそう。

個人で使うだけなら、使い勝手をチューニングするイメージで設定すればいいけど、仕事でも使うのであれば、最初に設定しておいた方が良い設定があるからぜひ設定してみてね。他にも設定しておいた方が良い項目があるからその2へ続きます。