僕の職場はWindows環境です。そんな中、僕だけ唯一のMac。
会社内で共有しているNASにアクセスをする事があるのですが、「ファイルサーバーに変なファイルが出来てるんだけど?」と呼ばれてしまいました。
その正体は「.DS_Store」「._✕✕」というファイル。
これらはMacだけの世界で生きていると意識しなくても良いファイル。
でもWindows環境にお邪魔すると、「Macの人がフォルダにアクセスしましたよ〜」とWindowsの方々にアピールする事となります。
この記事では、
・NASへのアクセス方法
・「.DS_Store」ファイルとは何?
・「.DS_Store」ファイルをNASに残さないようにする方法
・Windows環境にあるNASにアクセス出来なくなったといったトラブル解決の方法
をわかりやすく解決します。
Windows環境のNASへアクセスする方法

Finderを開きます
タイトルメニューから「移動」→「サーバへ接続」を選択します。
サーバアドレス欄に「smb://(NASのIPアドレス)」を入力し接続します。
環境によってはアカウントとパスワードを求められるので入力し認証します。
認証を終えたらフォルダの中が表示されます。
表示されたフォルダを選択して右クリックメニューからエイリアスを作成します。
再接続する時には作成したエイリアスを開くと接続されるようになります。
事前に確認が必要なのはNAS・共有フォルダのアドレスです。
NASのアドレスをWindows環境で調べる
検索窓にcmdと入力します。
コマンドプロンプトと表示されるので開きます
コマンドでnet useと入力します。
接続されているNASのIPアドレスが表示されます。
表示されたIPアドレスをMacから接続すればOKです。
もしホスト名(例:fileserver01)で表示された場合はホスト名を控えます。
コマンドプロンプトでnslookup fileserver01と実行します。
紐づいているIPアドレスが表示されます。
Macの人にはわからない「.DS_Store」ファイルとは?

MacからNASなどのフォルダにアクセスすると、.DS_Store や ._ファイル(AppleDoubleファイル)が自動で作られてしまいます。
これが厄介なのはMacからは見えず、Windowsからは見える状態です。僕はこれで知らず知らずの内に、アクセスしたフォルダがバレて問い詰められました。
このファイルはMacでフォルダを表示した時の表示設定を保存しておくために作られます。Macにとっては表示設定を保存出来るので良いのですが、Windowsの方にとっては「?」となり、邪魔な存在となります。
「.DS_Store」ファイルを作らせない方法
Command+スペースを押して「ターミナル.app」を実行します。
コマンドでdefaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores -bool TRUEを実行します。
コマンドでkillall Finderを実行します。
これで.DS_Storeファイルは作成されなくなります。
ただし、ローカルでは作成されるので要注意です。
USBメモリにファイルを保存して、Windowsの人に渡すとファイルについて聞かれる事があるかも知れません。
突然ファイルサーバに繋がらなくなったら
昨日まで接続出来ていたファイルサーバに接続出来なくなることがあります。
ネットワーク上のフォルダにアクセスしても読込中で画面が変わらずフォルダ内が見えなくなり、Finderから「サーバへ接続」メニューからIPアドレスを入力し直しても接続出来ません。
その際にはキャッシュクリアを試してみましょう。僕はこれをやることで100%接続が回復します。
Command+スペースを押し「ターミナル.app」を起動します。
コマンドsudo dscacheutil -flushcacheを実行します。
コマンド killall Finderを実行します。
コマンドkillall NetAuthSysAgentを実行します。
再度、NASに接続します。
まとめ:少数派Macは気を使います
今回のように、皆Macだったら気にしなくても良いことに気を使う場面があります。
面倒くさく感じることもありますが、僕はMacを使い続けます。
なぜならMacが使えるなら使いたい!少し意地になっているかもしれません。

Windows環境でMacで使うなら、あまり目立たずに自然な形で溶け込むように、気を使いながら日々努力しています。