〜20年以上勤めた会社を辞めるまでのリアルな話〜
僕はこれまで、リサイクルショップや中古車販売、飲食店、本社での経理業務など、さまざまな業務に携わってきました。
しかもこれらはすべてひとつの会社で、20年以上働いた経験です。
異動が多く、いろいろな仕事に挑戦できる環境。
自分に合っていたし、新しい仕事に取り組むのは純粋に楽しかったんですよね。
そんな僕が、あるキッカケを経て会社を辞め、今はIT業界の中で新しい道を歩み始めています。
今回は、そんな僕の退職までのリアルな経緯と、なぜIT業界という選択肢が見えてきたのか。
僕のストーリーをお話していきます。
今の仕事に悩んでいる方や、「このままでいいのかな・・・」と感じている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
小売業界での20年。新しい仕事に挑戦し続けた日々
僕が勤めていた会社は、リサイクルショップ・中古車販売・飲食など、複数の業種を展開している会社でした。
そのため、異動も多く、店舗の店長業務から本社での経理や総務業務、飲食店のホールサポートまで、本当にいろいろな仕事を経験させてもらいました。
異動は頻繁でしたが、新しい仕事にチャレンジすることが好きな自分にはとても合っていたと思います。
さまざまな現場を経験する中で、会社全体の動きや店舗運営の流れも把握できるようになっていきました。
もともとコンピューターを使った業務にも興味があり、
- お店のHP作成
- POPのデザイン(Illustrator/Photoshop活用)
- POSレジの設定・カスタマイズ(SQLまで学んで活用)
- 社内ネットワークの構築・トラブル対応
こういったことも自然と自分から学び、実践していきました。
次第に社内では「コンピューター関連はこの人に相談」という存在になっていき、
自分の好きなことが他の人の役に立つことが大きなやりがいにもなっていました。
業績悪化の現実と精神的な限界
やりがいのある仕事や、好きだったコンピューター業務に携わりながらも、会社全体の業績は少しずつ悪化していきました。
店舗にいた頃は「なんとなく厳しいのかな」と感じるくらいでしたが・・・・。
本社で経理業務を担当するようになってからは、現実の数字がはっきり見えるように。
「利益を出すことがこんなにも難しいのか」と、日々数字と向き合いながら実感するようになりました。
さらに、社員が次々に退職していきました。
それでも現場は人が足りず、求人を出してもなかなか応募が集まらない。
売上は横ばい、もしくは減少傾向。
人手不足と業績悪化の悪循環が続いていました。
僕自身も本社の仕事をしながら、人手が足りない飲食店のシフトに半年ほど入っていた時期もありました。
頑張ってもなかなか状況は改善せず、会社全体の雰囲気もどんどん後ろ向きに。
皆が頑張っているのに結果が出ない、そんな空気が社内に漂っていました。
あるとき、僕が以前いた業績不振の店舗を別の会社が引き受けてくれる話が出てきました。
最初は、「引き受けてくれる会社が出てきて良かった」と思うだけで、転籍希望を出すかどうかは一度断ったんです。
その話を家に帰って奥さんに話したところ、一言。
「えっ?なぜ断ったん?」
僕はつい「いやーそんなの無理だよ」と答えてしまいました。
でも、まさかの奥さんの反応に、自分の中でもう一度しっかり考えてみるきっかけになったんですよね。
「このままだと閉店するしかない。でも、運営会社が変われば店舗を立て直せるかもしれない」
そう思い直して、僕もついに転籍を希望する決意をしました。
しかし、最終的にいろいろな事情からその話は流れてしまい、店舗は閉店することになりました。
そんな中で僕が「辞めようと思う」と奥さんに伝えたとき、返ってきた言葉はシンプルでした。
「いいじゃん。辞めなよ。」
そのひと言が、もしかしたら一番僕の背中を押してくれたのかもしれません。
まだ子どもは小さく、小学生が3人。
しかもコロナ禍で社会全体が暗いムードに包まれていた時期。
そんな中でかけてもらった、男気あふれる奥さんの言葉は、本当に心強かったんです。
実はそれまで何度も「転職」という言葉が頭をよぎっていました。
でも、「転職するのは逃げることなのではないか」という思いが強く、なかなか踏み出せずにいたのです。
結果的に、店舗閉店という出来事と奥さんの言葉が背中を押してくれた形になりました。
まとめ 〜次回予告〜
こうして、20年以上勤めた会社を退職し、新たな道に進むことを決めた僕のストーリーは、ここから本格的に動き出します。
今振り返れば、好きだったこと・積み重ねてきたことが次のステップにつながるヒントになるのだと強く感じます。
もし今、
「このままでいいのかな」
「転職するのは逃げじゃないのか」
そんな風に悩んでいる方がいたら、きっと何かしら**“自分の好き”や“得意”**があるはずです。
そこに目を向けてみると、新しい可能性がきっと見えてくるんじゃないかなと思います。
✨次回は、**「完全未経験からどう学んだ?IT転職への準備と学習法」**についてお話していきます!
どうやって「未経験から学び直したのか」、僕自身のリアルな取り組みをご紹介する予定です。
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