あの頃の自分に伝えたいこと

キャリアと働き方


〜未経験転職を振り返って気づいたこと〜

未経験からIT業界に飛び込んで、少しずつ**「やれること」や「手応え」**を感じられるようになった今。

ふと振り返ると、

「あの頃の自分に、こう言ってあげたかったな」

そんな気づきがいくつも浮かんできます。

今回は、そんな自分への振り返りのメッセージとともに、

これから転職やキャリアチェンジを考えている方へ、少しでもヒントになればと思い、この記事を書いています。

迷いながら進んでいるあなたに、きっと伝わるものがあるはずです。

 「もっと気軽に相談してもよかった」

転職を考え始めた頃の僕は
「まずは自分で何とかしなきゃ」という気持ちがすごく強かったです。
周りに迷惑をかけたくない、甘えてると思われたくない。そんな思い込みから、家族にもちゃんと話せていなかったし、転職活動も「自分一人で進めなきゃ」と抱え込んでいました。

でも、実際に妻に相談したときの一言が、僕の背中を大きく押してくれた。

「いいじゃん。辞めなよ。」

この一言が、どれだけ救いになったか…。

もっと早く、家族や友人、転職エージェントなど「頼れる人」に相談していたら
きっともっと気持ちもラクになって、よりスムーズに動けていたと思います。

だから、今モヤモヤしている方がいたら、
**「一人で抱え込まなくて大丈夫」**と伝えたいです。

誰かに話すことで、新しい視点がもらえたり、気持ちが整理されたり、思わぬサポートが得られるかもしれません。

「完璧じゃなくても動き出してOKだった」

転職活動を始めたころの僕は、

「もっと知識をつけてからじゃないと」「もっと準備してからじゃないと」「自分には無理だろう」 と、ずっとブレーキをかけていました。

IT業界に今日があるものの、ITの基礎知識って僕のレベルって通用するのかな。
このまま出社して大丈夫なのか?
そんな不安が日に日に大きくなっていきました。

そこで YouTubeでITパスポートの勉強を始めたり、
色々と情報をかき集めながら
「もっとちゃんと準備しなきゃ」という気持ちがどんどん強くなっていきました。

でも、実際に入社してみて思ったのは——

「やりながら学べば全然OKだったな」 ということです。

もちろん 事前に学ぶ姿勢はとても大事ですが、
「完璧になってからじゃないと動いちゃいけない」 というのはただの思い込みでした。

実際に現場に入ると、現場でしか学べないこともたくさんあります。

それに、**「わからないからこそ聞いて学べる」「実務を通じて身につく」**ことのほうが圧倒的に多かった。

だから今の自分なら、当時の自分にこう言います:

「完璧じゃなくていい。まず一歩踏み出していこう。」

行動することで見えてくる景色があって、そのなかで自然と力もついていくものだよ、と。

「前職での経験は思った以上に武器になる」

転職活動中、僕はずっとこう思っていました。

「IT業界は未経験だし、自分の経験なんて通用しないんじゃないか?」

特に 45歳という年齢や、これまで リサイクルショップ・中古車販売・飲食店・経理業務といった経歴がIT業界と全然違う世界のものに感じていたんです。

でも実際に働き始めてみると、「前職の経験が、思った以上に活きている」 という場面が本当にたくさんありました。

管理業務の経験が活きた

たとえば、

業務の優先順位をつけたり、仕事を整理する力

現場の仕事では日々 「何を優先して、どう段取りよく動くか」 が求められていたので、それがそのまま IT業界の業務進行でも強みになりました。

マニュアル作りや改善提案も武器に

また、手順書やマニュアル作り

現場時代に「どうすれば誰でも迷わず仕事ができるか」を意識してチェックリストやマニュアルを作っていた経験が、ITの現場でも非常に喜ばれました

対人スキルも大きな武器

さらに、

お客様対応の経験も大きな武器になりました。

IT業界でも、お客様先に訪問してトラブル対応をする場面があります。

そんなとき、「この伝え方をしておかないと後からクレームになるな」 とか「この一言を加えておくと安心してもらえるな」 という、現場で自然と身につけた気配りや段取りがとても役立っています。

だから今の僕は、こう思います:

「異業種の経験は決してムダじゃない。むしろ活かせる場面はたくさんある。」

当時の自分にも伝えてあげたいです。

「自分がやってきたことにもっと自信を持っていいよ。」

「転職は“逃げ”じゃない。“新しいスタート”だ」

僕が転職を決めるまで、ずっと心の中に引っかかっていた言葉があります。

「転職って、逃げなんじゃないか?」

会社の業績が悪化し、店舗が閉店し、いよいよ 「もうこの環境では難しい」 と思った時も、

「でも自分だけ逃げるようで後ろめたい」

「もう少し頑張ればよかったんじゃないか」

そんな思いがずっとありました。

でも今、振り返って強く思うのは:

「あれは逃げじゃなかった。」

「より良い働き方、自分らしい未来を選ぶための“新しいスタート”だった。」

ということです。

逃げるんじゃなく「自分の可能性を信じた選択」

正直、当時は勇気が必要でした。

でも 店舗閉店というきっかけが背中を押してくれたおかげで、僕は「これからどう働きたいか」を真剣に考えることができました。

このきっかけが無ければ、おそらくずるずると会社に居続けたのではないかと思います。

今、IT業界という新しいフィールドで学び、自分の経験を活かしながら成長している日々は、

「あの時、あの一歩を踏み出して本当によかった。」

と心から思えます。

だから今、もし同じように悩んでいる方がいたら、こう伝えたいです。

「転職は、あなたが未来に進むための選択肢のひとつ。逃げじゃない。」

「今より少しでも自分らしく働ける場所を探すことは、前向きな挑戦。」

まとめ 〜あなたに伝えたいこと〜

ここまで僕の経験を振り返ってきましたが、

改めてお伝えしたいのは、

✅ 完璧を求めなくてOK

✅ 一歩踏み出すことで世界は変わる

✅ 異業種の経験も必ず活かせる場がある

✅ 転職は未来に向かう前向きな選択

ということです。

今まさに悩んでいる方、迷っている方へ。

あなたのチャレンジを、心から応援しています!

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