【Mac×ローカル運用】Macで写真を安全&快適に管理する方法を公開!

Macで写真管理 Apple製品と暮らし

「iCloud容量が足りなくなってきたからどうしよう?」

「写真データがiCloud容量を圧迫している」

「iCloud容量を増やしたほうがいい?」

とiPhoneで撮った写真の管理について悩む日々でした。

Googleフォトが無料だったときは避難した時もあったのですが、使い勝手を考えるとiCloud写真をまた使っています。

「iCloudにこれ以上課金する気はない」

「iCloud写真の便利さからは離れられない」

という点を考慮した、現在の僕の運用は以下の流れです。

  • ライブラリA(iCloud同期用)=直近1年分の写真だけ
  • ライブラリB(ローカル専用)=古い写真全部
    みたいな二本立て運用としています。

もし同じような悩みをお持ちだったら参考になれば幸いです。

この記事を読んでほしい人
  • iCloudの写真が容量を圧迫して困っている方
  • iCloudの追加課金をしたくない方
  • Macを使って写真を管理している方
この記事を読んだらわかること
  • iCloud容量を節約しながら写真を管理する方法
  • 写真をローカルに移して安全に保管する方法
  • 家族と写真を共有するスマートなやり方

まずはiCloud写真の容量を確認します

iPhone/iPadで確認する方法

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 一番上の自分の名前(Apple ID)をタップ
  3. 「iCloud」を選択
  4. 「ストレージを管理」または「iCloudストレージ」をタップ
  5. グラフで使用量を確認 & 詳細表示

Macで確認する方法

  1. Appleメニューをクリック
    画面左上のAppleロゴをクリックします。
  2. 「システム設定(または環境設定)」を選択
    macOSのバージョンにより「システム環境設定」または「システム設定」と表示されます。
  3. 「Apple ID」をクリック
    左サイドバー上部にある自分のアカウント情報を開きます。
  4. 「iCloud」を選択
    iCloudの使用状況がグラフで表示されます。
  5. 「ストレージを管理」をクリック
    容量の内訳(写真、バックアップ、書類など)を確認できます。

写真の保存容量の大きさが全体の容量を圧迫しているようでしたら、今回ご紹介するiCloud写真の運用方法を検討してもいいかもしれませんが、容量を圧迫していないようだったら、ローカルでの運用はしなくてもよいかなと思います。

可能でしたらiCloudですべて管理する方が楽です。

ローカル保管用のライブラリーを作成して直近1年間より古い写真はiCloud写真で管理

ローカル保管用のライブラリーを作成する

①iCloudの完全ダウンロードを終わらせる

  • 写真アプリ → 設定 → iCloud → 「オリジナルをこのMacにダウンロード」
  • 雲アイコンがすべて消えるまで待つ

②写真アプリを終了

  • ⌘ + Q で完全終了

③Finderでライブラリをコピー

  • 通常は ~/ピクチャ/写真ライブラリ.photoslibrary にあります
  • この .photoslibrary ファイルを、ピクチャフォルダもしくは別フォルダにコピー
  • ファイル名を「ローカル_写真ライブラリ.photoslibrary」などに変更して、現在使用しているシステムライブラリーと区別しやすくする

④新ライブラリを開く

  • Optionキーを押しながら写真アプリもしくはライブラリーファイルを起動
  • 「その他のライブラリを選択」から、コピーしたローカルライブラリを選択

写真が表示されていることを確認し直近1年間の写真を削除する

 ①スマートアルバムを作成

  1. メニューバーで [ファイル] → [新規スマートアルバム] を選択
  2. 名前を「直近1年間」とする(自由に変更可)
  3. 条件を以下のように設定
    • 条件:撮影日 が 次の期間内(過去)
    • 1年間
  4. 「OK」をクリック
    → 直近1年間に撮影されたすべての写真・動画が自動で表示される

②表示内容を確認

  • 抽出された写真に削除したくないものが混ざっていないか目視確認
  • 残したい写真がある場合は、別のアルバムにコピーして避難

③直近1年分を削除

  1. スマートアルバム内で ⌘ + A(全選択)
  2. deleteキー または右クリックで「○○項目を削除」
  3. 確認ダイアログで「削除」を選択

④「最近削除した項目」も空にする

  • 左メニューの 「最近削除した項目」 を開く
  • 「すべて削除」をクリック(30日経過で自動削除されるが、容量節約のため手動で空にするのがおすすめ)

タイムマシンバックアップの設定をしておく

  1. 「システム設定」を開く
  2. 検索窓に「Time Machine」を入力して検索する
  3. 「+」ボタンを選択して保存先を選択
  4. 今すぐバックアップを選択する
  5. オプションボタンを選択してバックアップの頻度を選択します

この設定を行うことで、Mac全体のデータをTime Machineに自動で定期的にバックアップをする事で写真を二重バックアップすることになります

iCloud写真から1年以上古い写真を削除する

①1年以上前の写真を抽出(スマートアルバム作成)

  1. 写真アプリを開く
  2. メニューバーで [ファイル] → [新規スマートアルバム] を選択
  3. 名前を「1年以上前の写真」とする
  4. 条件を以下のように設定
    • 条件1:撮影日次の期間内ではない(過去)1年間 → 今日から1年前の日付(例:2024年8月1日より前)
  5. 「OK」をクリック
    → 1年以上前に撮影された写真・動画だけが自動で表示される

②削除対象を確認

  • このスマートアルバム内に「iCloud写真として残したい写真」が混ざっていないか確認
  • 残したい写真があれば、別のアルバムに移動して避難

③一括削除

  1. スマートアルバムを開いた状態で ⌘ + A(全選択)
  2. deleteキー または右クリックで「○○項目を削除」
  3. 確認ダイアログで「削除」を選択
    → この時点でiCloudから削除され、同期中の全デバイスからも消える

④「最近削除した項目」を空にする

  1. 左メニューの 「最近削除した項目」 を開く
  2. 右上の「すべて削除」をクリック
    • 30日経過で自動削除されるが、すぐに容量を空けたい場合は手動削除がおすすめ

1年に1回iCloud写真からローカルへ移動

①1年以上古い写真を抽出

  1. iCloud同期中ライブラリを開く(=システムフォトライブラリ)
  2. [アルバム] → [1年以上前の写真] を選択
  3. 1年以上前に撮影された写真だけが表示される

②古い写真をローカルライブラリにコピー

  1. ⌘ + A ですべて選択
  2. [ファイル] → [書き出す] → [オリジナルを書き出す] を選択
    • メタデータを保持
    • サブフォルダのフォーマットは「モーメント」がおすすめ(整理しやすい)
  3. 保存先フォルダを一時的に決めて書き出す(例:デスクトップに「古い写真2025」フォルダを作成するなど)
  4. 写真アプリを一旦終了
  5. Optionキーを押しながら写真アプリを起動 → ローカル専用ライブラリを開く
  6. 書き出したフォルダをドラッグ&ドロップして読み込み
    → これでローカルライブラリに古い写真が追加される

③iCloudから古い写真を削除

  1. 再びOptionキーを押しながらiCloud同期中ライブラリを開く
  2. スマートアルバム「1年以上前の写真」を開く
  3. ⌘ + A → deleteキーで削除
  4. 左の「最近削除した項目」を開き、「すべて削除」をクリック
    → これで古い写真がiCloudから完全に消え、容量が空く

補足

  • 書き出し→読み込みを使う理由
    → ライブラリ間で直接写真を移動できないため
  • スマートアルバムの条件を一度作っておけば、来年以降は同じアルバムを開くだけで対象写真が自動更新されます

家族での写真共有は共有アルバムを使用

iCloud写真には共有アルバム機能があり、家族や友人などとアルバムを共有できます。

メリットとしては共有アルバムに入れた写真はiCloud容量を使用しないという事です。

僕は家族との共有はこのアルバムを使うようにしています。

前提条件

  • iCloud写真共有アルバムが有効になっていること
  • 相手のApple ID(iCloudメールアドレス)がわかること

①共有アルバム機能を有効にする

Macの場合

  1. 写真アプリを開く
  2. メニューバーで [写真] → [設定] → [iCloud] を選択
  3. 「共有アルバム」にチェックを入れる

iPhoneの場合

  1. 設定アプリを開く
  2. [自分の名前] → [iCloud] → [写真] をタップ
  3. [共有アルバム] をオンにする

②共有アルバムを作成する

Macの場合

  1. 写真アプリ左のサイドバーで「共有アルバム」を選択(表示されない場合は有効化されていません)
  2. ウインドウ上部の「+」ボタンをクリック → 「新規共有アルバム」 を選択
  3. アルバム名を入力(例:「家族旅行2025」)
  4. 招待する人のメールアドレスまたはiMessage宛先を入力
  5. 「作成」をクリック

iPhoneの場合

  1. 写真アプリを開く
  2. 下部タブから [アルバム] → 「+」 → [新規共有アルバム] を選択
  3. アルバム名を入力(例:「家族旅行2025」)
  4. [次へ] をタップ
  5. 招待したい人のApple IDメールアドレスまたは電話番号を入力
  6. [作成] をタップ

③写真や動画を共有アルバムに追加する

  1. 写真アプリで共有したい写真や動画を選択
  2. [共有]ボタン(四角+上向き矢印) → [共有アルバム] → 作成したアルバム名 を選択
  3. コメントや説明を付けることも可能
  4. 追加すると、招待した人に通知が届く

④共有相手がアクセスする方法

  • iPhone/iPad/Macの写真アプリ → 共有アルバムタブに表示
  • WindowsやAndroid → 招待メール内のWebリンクからアクセス(「パブリックWebサイト」をオンにした場合)

⑤公開範囲の設定

  1. 共有アルバムを開く
  2. 上部の「人」アイコン(または「共有設定」ボタン)をクリック
  3. 設定可能項目:
    • メンバー追加/削除
    • パブリックWebサイト(誰でもリンクから閲覧可)
    • 参加者による投稿を許可(ONにすると招待相手も写真追加可)
    • 通知設定(更新時に通知を受け取る)

補足

  • 共有アルバムの解像度は最大2048px(動画は最大720p)に圧縮されます
    → オリジナル画質が必要な場合はAirDropやファイル共有を使用
  • 共有アルバム内の写真や動画はiCloudストレージ容量にカウントされない
  • アルバム削除や項目削除は全員に反映される

まとめ:iCloud写真のメンテナンスをして容量を節約

iCloud容量って、気付かない内に上限に近づいている事があります。

過去に何度もiCloud容量が足りなくなってiPhoneのバックアップに失敗しましたというメッセージが表示されて、慌てて無駄なファイルなどを削除する事がありました。

その時は、大抵、保存している写真が容量を圧迫することが多かったので、

すべての写真をiCloud写真を使うことを諦めて、古い写真はMacの写真アプリでローカル管理する事にしました。

この運用にしてからはiCloud容量も逼迫することが無くなったので、安心してiPhoneでも写真を撮ることが出来るようになりました。

また、共有アルバムも家族で投稿しながら共有するのも、家族LINEのように使えて便利なので、おすすめです。

容量を使用しないのもいいですね。

もしiCloud容量にお困りでしたら、この記事が参考になればうれしいです。